大事な4つのポイントを紹介!プレゼンにおける話し方の基本とは
プレゼンには「話し方」「資料の作り方」「順番」などいくつか重要な要素があります。その中で印象に残る要素として非常にポイントの高い「話し方」。基本的なポイントと心構えでより良くすることができる上手な話し方を解説とともに紹介していきます。
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大勢の前でビジネスの提案をして、納得を得る必要があるプレゼン。プレゼンに成功するためにはビジネスのアイデアの素晴らしさはもちろん、視覚に訴える資料のクオリティや話し手の技量も重要です。
ここでは、声の大きさや話す速度、話すときの姿勢といったプレゼンでの話し方の基本テクニックについて、ポイントをまとめました。
ポイント(1)はっきりした声で話す
プレゼンの際、話す声にはある程度の大きさが求められます。プレゼンの基本は、伝えたいことが聴衆に伝わるように話すことです。小さな声でボソボソと話すと、そもそも声自体が聴衆まで充分に届かず、聞き取ることができません。
小さな声で語る人や語られる内容には、なんとなく自信がないように感じられるものです。
また、人前で話す際に問題とされやすいポイントに「滑舌」があります。しかし、聞き取れる音量であれば、多少不明瞭な言葉があっても聴衆は補完しながら聴くことができるため、実はあまり問題ではありません。
ただし、声が大きければ大きいほど聴きやすいプレゼンになるというわけでもありません。後に紹介しますが、終始張り上げた声で話すのではなく、声の大小の使い分けをすることも大切です。声のボリュームを落としても聴衆に届くようにはっきりと発声するためには、腹式呼吸を意識して話せるように練習するとよいでしょう。
ポイント(2)早口になりすぎないようにする
話すスピードは、話し手の印象に少なからず影響します。スピードを上げた話し方は知的な印象がある反面、せっかち・落ち着きがないというイメージを抱かれる可能性もあります。ゆっくりとした話し方は落ち着きや安定感を感じさせますが、シャープな印象は薄まるでしょう。
プレゼンにおいてどちらがいいとは一概に言えませんが、意識としては「ゆっくり」話すよう心がける方が無難です。なぜなら、人前で話す緊張から、ついつい非常に早口になってしまう人が少なくないからです。
話す速度をコントロールするためには、文字数と時間を意識して原稿を読む練習をするといいでしょう。聴き手にとって聞き取りやすい読み上げの速度は、1分間に300字程度だといわれています。
まずは、毎分300字を目安に練習をし、速度のコントロールができるように慣らしていきましょう。
ポイント(3)強調や間を使い緩急をつけて話す
話す速度や間(ま)、声の強弱で変化をつけることは、聴衆を引き付ける大切なテクニックです。一貫して同じ速度でアクセントもない話し方が長時間続けば、聴衆に飽きられてしまいます。
- 話す速度
聴きやすい速度で話すことは大切ですが、そのなかで緩急をつけましょう。一貫した速度で話し続けると、重要な部分もほかの部分とおなじように聞き流されかねません。大事なところはややゆっくり話し、その他の部分はややスピードを上げると要点が伝わりやすくなります。
- 声の強弱
スピードの緩急に加え、重要な部分はやや声量を上げてアクセントをつけるテクニックもあります。全体にメリハリが生まれ、より聴きやすく伝わりやすいプレゼンになるはずです。
- 間をあける
句読点部分でうまく間をとると、ゆっくりと聴きやすいプレゼンになります。また、間を挟む場所によって、興味を引いたり理解を促す効果も期待できます。
- 重要な内容の前
重要な内容を語る前に間を挟むと、聴衆の興味をグッと引き寄せることができ、印象を強めることができます。
- 重要な内容の後
重要な内容の後に間を置くことで、聴衆が内容を反芻する余地ができ、理解がより深まります。
ポイント(4)正しい姿勢で聴衆に視線を向ける
プレゼンの際の姿勢も話し手の印象に大きく影響します。猫背であったり片足に体重をかけたりといった姿勢は当然よい印象を与えず、聴衆の信頼を得られません。とはいえ、プレゼンの際に特別な“よい姿勢”が必要かといえば、そうではありません。「背筋を伸ばして胸を張り、やや顎を引く」という、基本の姿勢を終始崩さなければOKです。
また、目線の位置も大切です。プレゼンは、自分が提案するビジネスについて聴衆に語りかけて賛同を得るためのもの。資料や原稿に目を落とし続けるだけでなく、聴衆全体に目線を配りながら話すことで、聴衆も聴こうという意識を保ちやすくなります。
まとめ
プレゼンでは、話す内容を練ることや目を引く資料を用意することももちろん大切です。しかし、伝えたいことを充分に伝える話し方も大変重要です。基本の基本は、はっきり、ゆっくり、聴衆がしっかりと聞き取れる話し方。さらに、速度の緩急や声量の大小、間などの基本的なテクニックもあります。
また、聴衆に聴いてもらうための意識も大切です。きちんと正しい姿勢を保ち、聴衆に視線を向けながら、“伝わるプレゼン”を行いましょう。
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