Javaプログラムにおけるboolean型の使い方【初心者向け】
初心者向けにJavaのboolean型の使い方について解説しています。true/falseを表す型でプログラミングを理解する上では欠かせない知識です。実際にサンプルプログラムを書きながら処理の流れを理解していきましょう。
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この記事では、Javaのboolean型の使い方を解説しています。
実際にサンプルプログラムを書いて説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
なお本記事は、TechAcademyのJava講座の内容をもとに作成しています。
今回はboolean型について解説しよう。
田島メンター!boolean型はどういうときに使うんですか〜?
boolean型は「真」と「偽」の値を扱うものなんだ。さっそく見ていこうか。
はい!
boolean型とは
boolean型とは真(true)、偽(false)を表す型です。
以下のような目的で用います。
- 数値や文字列の比較結果を表す
- if文で分岐の方向を表す
- for文やwhile文でループを続行するか決定する
boolean型の使い方
真を宣言する場合
boolean b = true;
偽を宣言する場合
boolean b = false;
boolean型の主な用途と宣言の書き方だね。
bの部分に変数名を入れたらいいんですね。
次は実際に、boolean型を利用した処理を書いてみよう。
実際に書いてみよう
数値の比較
ソースコード
System.out.println("1 == 1 " + (1 == 1)); System.out.println("1 == 2 " + (1 == 2));
実行結果
1 == 1 true 1 == 2 false
解説
“1 == 1″の比較結果は真(true)です。
“1 == 2″の比較結果は偽(false)です。
if文での利用
ソースコード
int a = 0; int b = 1; if(a == b) { System.out.println("trueの場合に実行"); } else { System.out.println("falseの場合に実行"); }
実行結果
falseの場合に実行
解説
“a == b”の比較結果がfalseのため、else文を実行します。
while文での利用
ソースコード
int i = 0; while(i < 10) { System.out.print(i + " "); i += 1; }
実行結果
0 1 2 3 4 5 6 7 8 9
解説
ループ1回目は変数iの値が0です。”0 < 10″の比較のため、trueとなり、ループ内部を実行します。
ループ2回目は変数iの値が1です。”1 < 10″の比較のため、trueとなり、ループ内部を実行します。
ループ11回目は変数iの値が10です。”1 < 10″の比較のため、falseとなり、ループを終了します。
以上、boolean型の使い方を説明しました。
入門向けJavaの学習サイトもまとめているので、合わせてご覧ください。
boolean型を使って数値を比較したり、if文、while文を作成した例を見てみたよ。
while文では、条件が真である限り処理を続行するようにしたんですね。
真偽値によってさまざまな条件文を作ることが可能になるので、必ず覚えておこう。
そうですね、どんどん活用してみたいです。ありがとうございました!
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この記事を監修してくれた方
橋本紘希(はしもとこうき) 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |