Rubyの時刻表示をUNIX時間に変える方法【初心者向け】
初心者向けにRubyの時刻表示をUNIX時間に変える方法について解説しています。UNIX時間は時刻の表示形式のひとつです。ここではUNIX時間の定義とその変換方法について学習します。時刻の取り扱い方の基本を覚えましょう。
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Rubyの時刻表示をUNIX時間に変える方法について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
時刻表示をUNIX時間に変える方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
Rubyで時刻表示する方法
Rubyで時刻表示するにはDateクラス、DateTimeクラス、Timeクラスなどを使って表示します。
今回はUNIX時間の扱い方も紹介したいと思いますので、Timeクラスでの説明を中心に進めていきたいと思います。
まず、Timeクラスを使うためには以下の文を記述する必要があります。
require 'time'
インストールされているライブラリを使うためにこのように書く必要があります。こちらはTimeクラスを使うために書く必要があるのです。
参考までにDateクラス、 DateTimeクラスを使いたい場合は
require 'date'
と書くことによって使うことができるようになります。
それでは順にRubyの時刻表示を、UNIX時間に変えていく方法を見ていきましょう!!
UNIX時間(UNIXタイム)とは
ここでUNIX時間というのを紹介いたしますね。ではそのUNIX時間とは何なのでしょうか?
コンピューターシステムの上で表される時間で
1970年1月1日午前0時0分0秒
が基準日となっています。
この基準日からどのくらいの秒が経過されているのかを表すのが、UNIX時間なのです。
ただし、この経過秒数には途中での閏秒を入れないために、挿入された閏秒は差し引き、差し引きされた閏秒は加えていることとなるために、実質的な経過秒数を表すものでないことに注意する必要があります。
つまり、基準日から形式的に経過した秒ということとなります。
時刻表示をUNIX時間(UNIXタイム)に変える方法
それでは、実際に書いて時刻表示をUNIX時間へと変えてみましょう。
日時の文字列からTimeオブジェクトを生成したい場合は、
require'time'
を指定する必要がありますのでこちら注意しましょう。
require 'time' t = Time.parse('2018-11-13 15:00:00').to_i p t #=> 1542088800
この
1542088800
が基準日から形式的に経過した秒でUNIX時間となります。ではここではメソッドがどのように機能しているのかをみていきましょう。
parseメソッドですが、こちちがtimeライブラリから拡張されるTimeオブジェクトへと変換するメソッドとなります。こちらをさらにto_iメソッドで整数へ変換しUNIX時間へと変換します。pメソッドでそのUNIX時間を表示しているということとなります。
Rubyで時刻表示をUNIX時間に変えて表示する方法を今回は紹介致しました。
参考にしてくださると幸いです。
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
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分かりました。ありがとうございます!
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