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目標管理シートの作り方のポイントを、実例と併せて解説

会社から与えられる業績目標以外に、自分の成長のための目標がいくつかあると思います。目標を立てたものの放っておいては、成長につながりません。今回は、きちんと管理して成長を確認できる『目標管理シート』について紹介します。書き方の例やテンプレートもありますので、参考にしてください。

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自分の目標を正しく設定するのに有効なのが、目標管理シートです。これを正しく設定することで、日々の行動を明確に細分化することができます。逆に非現実的な目標は自分のやる気を損なうだけでなく、評価する周りや上長にも良い印象を与えません。

そこで今回は目標管理シートの正しい作り方を、具体例を交え解説していきます。

 

目標管理シートとは


目標管理シートとは、立てた目標を可視化して管理するためのシートです。立てた目標を書いておくだけでなく、達成に向けての具体的な取り組みや、達成度合いのチェックの方法・チェック期日なども記しておくことで、管理しやすくすることが目的です。

 

目標管理シートの基本構成

基本的な構成は大きく4つです。

 

1.具体的な目標

「売上130%達成」「TOEIC700点」「毎日30分は読書をする」など、具体的な目標を記載する。

 

2.達成までの期日

いつまでに達成するのかという期日も決めておく。期日を決めることで取り組みのスケジュールも考えやすくなる。

 

3.目標に向けての取り組み

達成に向けて何を実行するのかを具体的に記載。振り返ったときに、取り組みの可否をすぐに判断できる取り組み内容であることが好ましい。

 

4.取り組み内容のチェック方法

取り組んだ内容を定期的にチェックすることで、達成度合いを確認する。チェック方法も具体的に書く。例えば「毎日読み進めた参考書のページ数を書く」など。

 

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書き方の例


立てた目標に対して“どう取り組んでいくか”が最も重要です。目標に向けての取り組み方法は、より具体的な行動で、かつ振り返ったときにチェックしやすいものにしておくと良いでしょう。例えば以下のような記載例を参考にしてください。

  • 毎日22:00~22:30の間は、英語の参考書を5ページ進める
  • 4月中にビジネススキルを完璧に身に付けるため、マナー本を1日2項目読んで実践する
  • 毎日8:00には出社し、始業までの1時間を日経新聞を読む時間に充てる

書き方のNG例

目標に向けての取り組み方や取り組み内容のチェック方法が曖昧だと、振り返ったときに自分が成長できているかどうかを確認できません。以下のような書き方はNGです。

  • 時間ができたら意識的に英語の勉強をする
  • 誰よりも高い成果を残すために、努力を惜しまない
  • 読書をして知識を吸収する。通勤時間、読めるときは本を読む

テンプレート

【山田 花子 2019年 目標管理シート】

目標      期日     取り組むこと       チェック方法
①  TOEIC700点 / 5月迄 / 1日30分英語の勉強 / 勉強時間のログを毎日取る
②  読書 月5冊  / 毎月  /  毎日朝6時~6時半  /  読書時間のログを毎日取る
③ 年売上3,500万円/ 3月迄 / 毎週課長と達成度確認 / 現状の達成率を週ごとに確認
④  リーダー昇進 / 3月迄 /  管理者研修を受講  / 毎月の受講報告書を課長に提出
⑤ 残業月平均20時間/ 3月迄 /  19時退社の徹底  / 退社前に残業時間管理表に記入

 

まとめ

目標は、立てることよりも達成に向けて取り組み続けることのほうが難しく、大切です。ただ目標を意識して追いかけているだけでは、自分が目標に対して今どのあたりにいるのか、きちんと達成できているのかなどを把握することはできません。

目標管理シートを作ることで、達成に向けての取り組み方やチェックの方法を決めることができます。何をすべきかが明確になれば、より達成できる可能性は高くなるでしょう。ぜひ書き方の例やテンプレートを活用しながら、自分なりの目標管理シートを作ってみてください。

 

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