Javaのコンパイルとjavacの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにJavaのコンパイルとjavacの使い方について解説しています。Javaのコードを動かすとき、コンピュータが実行できるようにコンパイルを行います。Javaを動作させる上で基本となる概念なのでしっかり学習しておきましょう。
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Javaのコンパイルとjavacの使い方について解説します。実際にプログラムを書いて説明しているので、ぜひ理解しておきましょう。
そもそもJavaについてよく分からないという方は、Javaとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプJava講座の内容をもとに作成しています。
今回は、Javaに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
コンパイルとjavacの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
コンパイルの方法
Javaのコードは、Javaの実行環境であるJVMによって実行されますが、実行前にソースコードをclassファイルへコンパイルする必要があります。
classファイルはJVMが解釈できる形式で、0と1からなるバイト形式で構成されています。コンパイルはjavaのコンパイルツールであるjavacコマンドを使って行います。
javacの使い方
前提として、javaの開発キット(SDK)であるJDKをインストールしておく必要があります。javacツールはこのJDKの中に含まれています。
javacコマンドはコマンドプロンプトで実行します。javacコマンドを実行しようとしたときに
「’javac’ は、内部コマンドまたは外部コマンド、操作可能なプログラムまたはバッチ ファイルとして認識されていません。」
というメッセージが出力される場合は、環境変数が正しく設定できていない可能性があります。環境変数PATHにインストールしたJDKを指定してください。
ソースファイルをコンパイルする場合は
javac+半角スペース+コンパイルしたいjavaファイル名
と入力して実行します。
すると.class拡張子のついたクラスファイルが生成されます。
もし、クラスファイルが生成されずなんらかのエラーメッセージが出力される場合は
作成したjavaファイルの中に記述されている内容に文法的な誤りがある可能性がありますので、記述内容を見直しましょう。
実際に書いてみよう
コンソールに”HelloWorld”と出力するプログラムをjavacコマンドを使ってコンパイルし、実行します。ソースコードは以下です。
public class HelloWorld { public static void main(String[] args) { //コンソールに"HelloWorld"と出力する System.out.println("HelloWorld"); } }
上記ソースコードを記述したHelloWorld.javaファイルを作成し保存します。次にコマンドプロンプトで以下を入力し実行します。
javac HelloWorld.java
特にエラーメッセージが無ければコンパイル完了で、HelloWorld.classファイルが作成されています。以下のコマンドでプログラムを実行します。
java HelloWorld
ここでjavaに続けて指定するのはファイル名ではなくクラス名であることに注意してください。クラス名ですので.java .classのような拡張子はつきません。コマンド実行後、コンソールに以下が出力されます。
HelloWorld
監修してくれたメンター
長屋雅美
独立系SIerで7年勤務後、現在はフリーのエンジニアとして自宅をオフィスとして活動しています。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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