Rubyでdir.mkdirを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】

Rubyでdir.mkdirを使う方法について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。

Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。

 

ディレクトリとは

「フォルダ」と同じものだと思ってしまって差し支えないでしょう。

WindowsなどのOSでは「フォルダ」と呼びますが、Unix/Linux系のOSでは古くから「ディレクトリ」と読んでいました。「日本」と「ジャパン」の違いのようなもので、「文化が違えば呼び名が変わる」ぐらいのものです。

WindowsやMacintosh ではマウスを使ってフォルダ（ディレクトリ）を作成しますが、 Rubyのプログラムを実行して自動でディレクトリを作成することができます。

dir.mkdirとは

標準クラスDirクラスでディレクトリを作成するmkdirメソッドです。

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dir.mkdirを使う方法

Dirクラスのmkdirメソッドを使ってディレクトリを作成します。ディレクトリのパーミッションを指定することもできます。

Dir.mkdir("ディレクトリ名")
Dir.mkdir("ディレクトリ名", パーミッション)

よりオプション機能の豊富なFileUtilsクラスのmkdir / mkdir_pも便利です。

その場合はfileutilsライブラリーを読み込む必要があります。

require "fileutils"
FileUtils.mkdir("ディレクトリ名")
FileUtils.mkdir_p("親ディレクトリ名/ディレクトリ名")

 

実際に書いてみよう

# Dir クラスの mkdir メソッドは一番シンプルな方法です。
Dir.mkdir("testdir")
# 同名のディレクトリがあるとエラーになります。
# 事前に同名のディレクトリが存在するかどうかチェックする必要があります。
Dir.mkdir("testdir") unless Dir.exist?("testdir")
# Dir クラスの mkdir メソッドでは複数階層のディレクトリを一気に作ることはできません。
# EROOR! => Dir.mkdir("testdir1/testdir2")
# FileUtils クラスの mkdir / mkdir_p は少し複雑になりますが、よりスマートです。
require "fileutils"
# 引数に配列を渡すことで複数のディレクトリを同時に作ることができます。
FileUtils.mkdir( [ "testdir1", "testdir2" ] )
# mkdir_p メソッドを使うことで複数階層のディレクトリを一気に作ることができます。
FileUtils.mkdir_p( "testdir3/testdir4" )
__END__

 

まとめ

まとめてみしょう。

• 「ディレクトリ」とは「フォルダ」と同義。
• Rubyのプログラムにディレクトリを作らせることができる。
• Dirクラスのmkdirメソッドはシンプルに使える。
• FileUtilsクラスのmkdir / mkdir_pメソッドはスマートに使える。
• すでに同名のディレクトリがあるとエラーになるので、事前に存在チェックが必要。

簡単にディレクトリを作成することができましたね。どんどん活用していきましょう。

筆者プロフィール

メンター古川さん Rubyが得意で、Webエンジニアとして最上流から最下流までセルフスターターとして活躍してきました。 近年セミリタイアし、フリーランスとして適度に働きながら穏やかな生活を楽しでいます。

 

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