Androidアプリ開発でProgressDialogを追加する方法【初心者向け】
Androidアプリ開発でGUIコンポーネントの【ProgressDialog(プログレスダイアログ)】を追加する方法を初心者向けに解説した記事です。アプリで時間のかかる処理をしている時にどの程度処理が進んでいるのか表示できます。
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Androidアプリ開発では、アプリのパーツを簡単に追加できるGUIコンポーネントが数多く用意されています。
今回はそのなかの1つである、ProgressDialog(プログレスダイアログ)を追加する方法と基本的な使い方をご紹介します。
本記事はTechAcademyのAndroidアプリ開発オンラインブートキャンプの内容をもとに解説しています。
田島メンター!!よく何かの待ち時間の進捗をバーで表示しているのってありますよね。あれってAndroidアプリで設置できないですか?
それなら、プログレスダイアログを使うとできるよ。GUIコンポーネントに用意されているよ。
あ、そうなんですか!?
ProgressDialogとは
ProgressDialog(プログレスダイアログ)とは、アプリで時間のかかる処理をしている時にどの程度処理が進んでいるのかダイアログで表示したい場合に使われるGUIコンポーネントです。
アプリがデータをダウンロードするときなどに目にしたことがあると思います。
デフォルトでは、水平にバーを設置して進捗を表示するタイプと、グルグルまわるアイコンで処理が実行中であることを表示するタイプの2種類が用意されています。
ProgressDialogを追加する
今回は例として、アイコンで表示するタイプのProgressDialogを追加する方法をご紹介します。
ProgressDialogを配置するProgressDialogはjavaファイルを編集して追加します。
import android.app.Activity;
import android.app.ProgressDialog;
import android.os.Bundle;public class MainActivity extends Activity implements Runnable {
ProgressDialog progressDialog;
Thread thread;@Override
protected void onCreate(Bundle savedInstanceState) {
super.onCreate(savedInstanceState);
setContentView(R.layout.activity_main);progressDialog = new ProgressDialog(this);
progressDialog.setTitle(“タイトル”);
progressDialog.setMessage(“メッセージ”);
progressDialog.setProgressStyle(ProgressDialog.STYLE_SPINNER);
progressDialog.show();thread = new Thread(this);
thread.start();
}
@Override
public void run() {
try {
thread.sleep(5000);
} catch (InterruptedException e) { }
progressDialog.dismiss();
}
}
このコードの内容は下記の通りです。
・setTitle:
ダイアログのタイトルを設定しています。
・setMessage:
ダイアログのメッセージを設定しています。
・showメゾット:
ダイアログを表示しています。
・setProgressStyleメゾット:
ProgressDialogのスタイルを設定しています。「ProgressDialog.STYLE_HORIZONTAL」(バータイプ)と「ProgressDialog.STYLE_SPINNER」(アイコン)のどちらかを選択します。
・dismissメゾット:
ダイアログを閉じます。
なお、ProgressDialogを使う場合、別スレッドを立ち上げて実行します。
今回はrunメゾットで、擬似的に5秒処理を停止させる処理となります。
これらのコードを記述してアプリを実行すると、ダイアログが表示され5秒後にダイアログが閉じるという動きをします。
今回の記事は以上です。
ぜひ参考にしてみてください。
また、Androidアプリ開発でProgressBarを追加する方法など、Androidアプリ開発に役立つほかの記事も合わせてご覧ください。
プログレスダイアログで進捗を表示できました♪
Androidアプリでサーバーとかと通信することってたびたびあるから、覚えておいて損はないね♪
はい!
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