Rubyでattr_readerを使う方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyでattr_readerを使う方法について現役エンジニアが解説しています。attr_readerとはインスタンス変数を読み書きするメソッドで、アクセサメソッドの記述量を減らすことができます。attr_readerの書き方や使い方について解説します。
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Rubyでattr_readerを使う方法について、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
Rubyについてそもそもよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、Ruby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
Rubyでattr_readerを使う方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
attr_readerとは
attr_readerとはattr_accessorメソッドとattr_writerメソッドともに使用されるインスタンス変数を読み書き出来るメソッドです。
インスタンス変数とは、変数の頭に「@」が付いた「@test」などの変数です。通常の変数は利用されると変数の値は無くなってしまい、変数を再度利用することは出来ませんが、インスタンス変数は複数のメソッド内で値が保持され、最初のメソッドで利用された値を次のメソッドでも使用することが出来るものです。
attr_readerはメソッド内でインスタンス変数を定義した場合の記述を一文で簡略した表現に出来るメソッドです。
attr_readerを使うメリットと利用シーン
複数のメソッド内でインスタンス変数を使用する場合には、アクセサメソッドを記述して読み込みや書き込みをするコードを記述していきます。
しかし、これらを一つずつ記述していくと冗長になってしまい、記述量が多くミスが出やすくなります。このような場合に、attr_readerを使用することで記述量が少なくなり、分かりやすく可読性が高くなります。
実際に使用する場合には、コンストラクタと呼ばれるインスタンス生成時に初期化をしてくれるメソッドであるinitializeメソッドを同時に使うことが多くなります。もしくは、書き込みが出来るattr_writerメソッドと同時に使うこともあります。
実際に書いてみよう
class Test attr_reader :math, :society def initialize(math, society) @math = math @society = society end end result = Test.new("90点", "100点") puts(result.math) puts(result.society)
まとめ
上記を実行した際に「90点、100点」と返ってくれば成功です。
「attr_accessor :math, :society」の部分は、attr_accessorメソッドを使用していない場合には、
def math @math end def society @society end
と書かなければならないため、かなりの記述量を簡略化出来ていることが分かります。
利用できる場面ではattr_readerメソッドを積極的に利用いくことが大切です。
筆者プロフィール
木村勇土
TechAcademyの現役メンター。 現在は行政書士事務所を運営しており、お客様にはプログラマーやフリーランサーも多い。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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