Pythonのurllib3パッケージについて現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPythonのurllib3パッケージについて解説しています。urllib3を使うことでHTTP通信に関する処理を行うことができます。urllib3のインストール方法、主な関数と使い方を学びましょう。
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Pythonのurllib3パッケージについて、TechAcademyのメンター(現役エンジニア)が実際のコードを使用して初心者向けに解説します。
そもそもPythonについてよく分からないという方は、Pythonとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPython講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Pythonに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
urllib3パッケージについて詳しく説明していくね!
お願いします!
目次
urllib3パッケージとは
urllib3はHTTP通信を扱うためのPythonのサードパーティ製モジュールです。
標準のurllibモジュールと比較し、以下のような点を拡張しています。
・スレッドセーフ
・コネクションプール
・ファイルアップロード機能
など。
urllib3パッケージの使い方
以下のようにpipコマンドでインストールします。
pip install urllib3
インストール後、インタプリタでインポートし、エラーが出なければOKです。
import urllib3
ソースコード
インタプリタで実行します。
>>> import urllib3 >>> http = urllib3.PoolManager() >>> resp = http.request('GET', 'https://urllib3.readthedocs.io/en/latest/') >>> resp.status 200 >>> resp.data[:100] b'n<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"n "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/x'
解説
・PoolManager関数を用いてインスタンスを初期化します。
・URLを引数にrequest関数を呼び出します。
・statusでHTTPレスポンスステータス、dataでHTTPレスポンス本文を参照できます。
urllib3パッケージの主要関数
・上述のように、request関数でリクエストを発行します。また、status, dataプロパティでレスポンスを参照します。
・request関数を呼び出す際にタイムアウト値を指定できます。
・PoolManager関数で初期化する際に、TLS通信における証明書検証方式を指定できます。
・ProxyManager関数でプロキシを設定できます。
まとめ
この記事ではurllib3モジュールを紹介しました。
urllib3は標準のurllibよりも多機能です。
HTTP関連の処理を実装するにあたり、標準モジュールで機能不足の場合には、urllib3の採用を検討してみてください。
監修してくれたメンター
橋本紘希(はしもとひろき)
システムインテグレータ企業勤務のシステムエンジニア。 開発実績: Javaプログラムを用いた業務用Webアプリケーションや、基幹システム用バッチアプリケーションなどの設計構築試験。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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