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【ビジネス職・技術職別】採用したいと思わせる志望動機の書き方

転職活動をする上で必ず決めておかなければいけないのが、志望動機。書類で書く場合の志望動機の書き方を解説しています。実際の例を元に職種別に書き方を紹介し、NG例も載せています。これから転職活動をしようと考えている人は、ぜひ知っておきましょう。

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転職の際に採用担当者が特に注目していると言われる志望動機。応募者の経験や人材像はもちろん、今後の活躍を見込める人材であるかどうか、募集ポジションとマッチしているかどうか、を端的に測る指標となっているのが志望動機です。折角のチャンスですから、経験やアピールポイントを盛り込んで、説得力のある志望動機の作成をお勧めします。

どのように書けば志望動機に説得力を持たせることができるのかについて、陥りがちな失敗例を踏まえ、押さえるべきポイントを例文と共に紹介していきます。

 

 

職務経歴書を作っているのですが、考え込んでしまってなかなか進まないんです。

 

 

職務経歴書は選考突破を判断する大事な資料ですから作成するのは時間がかかりますよね。どこで考えてしまっているのですか?

 

 

志望動機のところです。自分をアピールするため・・というのは分かるのですが、どう書いたらよいのか迷っています。

 

 

志望動機の項目は職務経歴書の中でもキーポイントになる項目ですね。これまでの経験やアピールポイントをしっかり伝えることが大切です!

 

 

しっかり伝えるためには、どのような点に気を付けたらよいのか、教えて頂けませんか?

 

 

はい!具体的な例文を参考にしながら、押さえておきたいポイントを説明していきますね!

 

 

目次

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陥りやすい志望動機のNG例

志望動機を書き始める前にまず、志望動機を書く際に避けたほうが良い表現がある事を知りましょう。つい陥ってしまいがちはNG例を、解説しながら紹介していきます。 まずはこの例文を紐解きNG例を理解しましょう。

御社を志望する理由は教育体制が非常に整っており、従業員の成長に力を入れていると感じたためです。
その環境は自分を成長さえてくれるものであり、是非とも勉強させていただきたいと考えております。
また、中小企業でありながら「世界に革新をもたらす技術集団でありたい」といった企業理念をお持ちなことに非常に共感いたしました。
そんな御社で、教育していただき、成長し、成長したら評価いただく。そしてそれが給与に繋がり待遇が良くなっていくという循環の中で頑張りたいと考えております。

しっかり文章量はでていますが、おや?と感じる表現がありますね。一つ一つ解説していきましょう。

 

「御社で勉強させていただきたい」「自分を成長させてくれると感じ、御社を志望しました」

学ぶという姿勢を、謙虚で前向きな態度であると考える人も多いのですが、この表現には注意が必要です。気を付けないと企業頼みに聞こえ「自らが企業の戦力となろうとしない受け身な人間」と判断されかねません。自らを成長させることのできる環境を求めて転職するのは決して悪いことではありませんが、企業が教育をするのは事業に貢献してもらうためです。教育の面ばかりを志望動機の根拠としてしまうと、「お金をもらいながら教えてもらえる」と思っているように聞こえますし、企業への貢献を二の次にしている印象になります。

「事業貢献をするために、より良いものを自ら進んで積極的に吸収していきたい」といった表現であれば、前向きに学ぼうとする姿勢であると伝わるでしょう。

 

「御社の○○○という理念に共感しました」

どこかで聞いたことのある志望動機ですので、なぜNG例なのか分からない方もいるでしょう。

共感すること自体は良いのですが、あまりに抽象的なのです。具体的にどこに共感したのかが文章から読み取れなかったり、実際に面接の場面で質問されて答えられないと途端にマイナスイメージにつながります。

そして使い古された表現なので、HPを見ただけで誰にでも書けてしまいますから、あとがきだけ読んで読書感想文を提出するようなものです。とりあえず「共感した」と書いておけば良いと思い書いただけなのでは?他に書くことが見つからなかったのか?と企業側に捉えられかねません。

自分自身の経験や考えが伴って共感し、具体的な根拠が示せない限りは、使わないほうが無難でしょう。

 

「御社の給与や待遇面に惹かれ志望しました」「転勤がないので志望しました」

どの企業に転職するかを考えていくうえで、給与や待遇面は必ず気になるポイントです。前職の待遇が良くないことが転職理由という人も少なくないでしょう。ですが、正直がすぎます。その部分をわざわざ志望動機に書いてアピールするのは印象が良くありませんので避けたほうが良いでしょう。

もしもそれしか書くことがない、どうしても書きたいという方が居れば、「働く人間のことを考えた環境が整っている」といった表現を使うと良いでしょう。

 

志望動機のポイント

志望動機はその名の通り「数ある企業の中から、なぜその企業を選んで志望したのか」その動機を応募先企業に伝えるためのものです。志望動機を伝えた際に納得してもらえるような内容でなくてはなりません。

ですので、どの企業に対しても使い回せそうな志望動機は避ける必要があります。応募先企業のことをしっかり調べ、応募する職種に求められているもの―人物像、スキル、ミッションなど―を十分に理解したうえで、どんな部分に魅力を感じ、興味を持ったのかを具体的に伝えるような内容にしましょう。

志望動機を書く上で大切なポイントについて解説していきます。

 

自分の「転職理由」と企業の「魅力」を結び付けて伝える

応募先企業の社風や業績、事業内容などの中から、自分が魅力に感じたことを伝えるだけでは志望動機にはなりません。企業側も似たような志望動機をよく見ていますから、印象にも残らず他の応募者に埋もれてしまいます。逆に言うと、読んだ人に納得感を与える志望動機は、それだけでインパクトがあります。

説得力のある志望動機で想いを伝えるためには、自分が転職する理由とその企業の魅力的な部分を結び付けて伝えることが大切です。自分自身のエピソードと重ねて、オリジナルの内容を具体的に伝えるように意識して作成しましょう。

 

自分の実績やスキルと合わせる

自分のこれまでの実績やスキルを具体的に示すエピソードを根拠に志望動機を伝えられると、企業側もより明確に応募者の人物像を把握することができます。

求人票や掲載記事をよく読み込み、応募しようとしているポジションの詳細な仕事内容や役割、企業が求めている事やミッションなどを十分に理解したうえで、自身のアピールポイントの中からふさわしいものを選択し、その強みを応募先企業で活かせることをアピールしましょう。エピソードを交えた具体的なアピールは、入社後の活躍を想起させることも出来ますし、企業からの期待値も高くなります。

 

ポジションへの志望動機と企業への志望動機を別に考える

混同して捉えてしまいがちですが、志望動機も2つの階層に分けて考えると、思考を整理しやすいです。一つはポジションへの志望動機、何をしたいのかです。業務への意欲や興味をアピールポイントと絡めて記述しましょう。そして、もう一つは企業への志望動機です。こちらは社風や親和性や商品への興味・愛着に絡めて記載できると納得感があります。

また、どちらか一方に偏ってしまうと「どうしてうちの企業なの?」「何がしたいの?」と思われかねません。どちらもしっかりアピールすることで説得力は格段に増します。

 

 

他力本願な印象を与えたり、抽象的な表現を使うことは避けないといけないんですね。

 

 

採用担当者に貴方がこれから活躍できると納得してもらえるよう、具体的にオリジナルの内容を伝えることが大切です。

 

 

なるほど!ありきたりの文章では、他の応募者の書類に埋もれてしまうということですね。

 

 

その通りです!自分のこれまでのキャリアや、なぜその会社を志望したのかを具体的なエピソードを根拠に説明できると納得度が増します。

 

 

採用担当者が、具体的に活躍する姿をイメージできるよう、自分らしいエピソードを盛り込むようにしてみますね。

 

 

それから、もう1つ。仕事のポジションへの志望動機と企業への志望動機を分けて考えると分かりやすくなります。これから、例をあげて説明していきますね。

 

 

志望動機例 ビジネス職編(営業・マーケティング)

前職はハードウェアを取り扱う企業で製品の営業として、大手企業に対し大規模なシステムを構築する上で必要な製品の一部を取り扱っていました。
システム全体を作り上げていくためには、ほかの製品や他部署のチーム、時には協業企業との連携も不可欠でした。
そのため、お客様の要望をダイレクトに解決するような提案が行えず、やりきれない思いをずっと抱いてきました。

中小企業向けのハードウェア製品を提供している御社では、お客様のニーズにワンストップで応えるため、幅広い製品を扱い、提案をしていると知り関心を持ちました。
自分の携わった仕事の価値やお客様の表情が見えやすい御社営業職のポジションで環境で前職で培ったITに関する知識と顧客交渉で得たコミュニケーション力を活かし、
今まで以上に大きな裁量を持って、お客様への貢献にこだわって仕事をしたいと思い、御社を志望しました。

これまで抑えたポイントを取り入れ、自分が前向きに働きたいという思いがしっかりと書いてあります。これは例文になるため、踏み込んだ情報が足りない部分が出てしましますが、参考にする際はプラスαでその企業特有の情報を一つ盛り込んで完成させましょう。

 

志望動機例 技術職編(エンジニア・デザイナー)

業界内でシェアを拡大されている御社の最新のWebシステムの仕事に携わりたく応募いたしました。
現在は製造業向け業務システムの開発部門で5名のメンバーを率いてプロジェクトリーダーを務めています。
プロジェクトの管理からメンバーのサポート、マネジメントまでを行ってきました。

また、社内外で行なわれるシステムマネジメントの勉強会に多く参加し、自分自身のスキルアップに努めるとともに視野を広げております。
これまでの私が得た知識や経験が御社のWebシステムをより良くするために貢献できればと考えています。

求人内容に記載のありました「事業を一から作る」「システムマネジメント」という部分に非常に興味をもちました。
ボトムアップな風土の御社で、これからスタートされる事業の開発現場に携わることで、システム面のみならず事業成長に直接携わっていきたいです。

最適なシステムマネジメントがどのようなものであるかを考え、提案し、実行をすることで、御社の事業に貢献をしていきたいと思っています。

技術の視点においてもビジネスの視点においても抑えるべき基本は変わりません。しかし、ものを生み出してきた専門職は、その仕事内容ならではの経験や着眼点が身につくものです。それらをしっかり記載し、自身のスキルや考えをアピールしましょう。

 

まとめ

志望動機を書く時のポイントや例文をご紹介してきました。応募先の企業のこと、仕事の事をしっかり調べて、求められる人材像と魅力が、自分の実績と転職理由にマッチしていることを示すような内容にしましょう。

自身の経験を反映するエピソードを絡めることで、説得力とアピール力のある志望動機になるように注意してください。

自分オリジナルの具体的な表現を心がければ、より伝わる志望動機になります。

 

 

自分の意欲が伝わるようにエピソードを盛り込むと随分わかりやすくなるんですね。

 

 

そうです!自分のエピソード、自分の言葉を使うことで、採用担当者にしっかり納得してもらえる内容となります。

 

 

納得してもらえる内容にするために、他にも注意すべき点はありますか?

 

 

応募先の企業の事をしっかり調べる事、それから自分自身のキャリアや実績を丁寧に整理することですね。

 

 

よくわかりました!時間をかけて応募先の企業と自分の事をしっかり整理してみようと思います。

 

 

はい!ぜひ採用担当者があなたと働いてみたいと納得させるような志望動機を考えてみてください。

 

 

志望動機の書き方を習得したところで、応募する企業の幅を広げてみるのも良い選択です。特にIT業界は今後も伸び続ける成長産業であり、ビジネス職であってもエンジニアやデザイナーとコミュニケーションが取れる人材が今後求められます。そのためのスキルとしてプログラミングはこれからより求められるでしょう。

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