Rubyのfloorメソッドの使い方【初心者向け】
初心者向けにRubyのfloorメソッドの使い方について解説しています。Rubyで数値を扱うクラスそれぞれの役割を覚え、floorを使った処理の方法と結果について学びましょう。
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Rubyのfloorメソッドの使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
floorメソッドの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
floorメソッドとは
数値を扱うクラスには主に浮動小数点を扱うFloatクラスと整数を扱うIntegerクラスがあります。
floorメソッドはFloatクラスのメソッドです。小数点以下を切って、より小さい方の整数に丸めます。
これとは逆にceilメソッドがあります。小数点以下を切り上げ、より大きい方の整数に丸めます。
またroundメソッドは小数点以下を四捨五入します。
truncateメソッドというのもあります。こちらは小数点以下を切って、より0に近い整数に丸めます。
trunacateメソッドはfloorメソッドを似ていますが、レシーバーの数値がマイナスの時に違いが生じます。
このtruncateメッソドと同じ動きをするのがto_iメソッドです。こちらはただ単に、小数点以下を切り捨てるだけです。結果、truncateメソッドと同じ動きになります。
厳密にはto_i メソッドはFloatクラスのオブジェクトを、Integerクラスのオブジェクトへ変換するメソッドなのです。よってIntegerクラスは整数を扱うクラスですので、レシーバであるオブジェクトは小数点を切り捨てた整数となるわけです。
floorメソッドの使い方
floorメソッドは小数点以下を切り捨てる時によく使いますが、上記でも書いたように他に似たようなメソッドも混在するので、その違いを理解する必要がありますね。
floorメソッドは
“オブジェクト.floor”
というような書き方をします。
実際に書いてみよう
num1 = 1.2.floor num2 = -1.2.floor puts num1 #=> 1 puts num2 #=> -2
レシーバのオブジェクトがマイナスの時は注意が必要です。より小さい方の整数へと丸めます。
よって
num2は-2となるのです。
ちなみに
num3 = -1.2.truncate puts num3 #=> -1
こちらのtruncateメソッドはより0に近い整数へと丸めますから、-1となるのです。to_i メソッドと同じですね。
floorメソッド、truncateメソッド、to_iメソッドについて数値がマイナスの時に違いが現れますので、ここら辺を理解できれば良いでしょう!!
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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