PHPで少数点以下を切り捨てる方法を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにPHPで少数点以下を切り捨てる方法について解説しています。小数点以下を切り捨てるには、round・ceil・floor関数があります。ceil関数は切り上げでfloor関数は切り捨てになります。round関数は引数に丸める桁数を指定することが出来ます。
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今回は、PHPで少数点以下を切り捨てる方法について解説します。
そもそもPHPについてよく分からないという方は、PHPとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプPHP/Laravel講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、PHPに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
PHPで少数点以下を切り捨てる方法について詳しく説明していくね!
お願いします!
round()(四捨五入)の基本
PHPで小数点以下を切り捨てる方法1つめにround関数を説明いたします。
round ( float $val [, int $precision = 0 [, int $mode = PHP_ROUND_HALF_UP ]] )
こちらの関数は、第一引数に値、第二引数に、丸める桁数(小数点題n位)を指定します。第2引数に2を入れると、小数点第3位で四捨五入が行われ、小数点第2位まで表示されます。
ceil()(切り上げ)の基本
次に、ceil関数を説明いたします。
ceil ( float $value )
ceilの第一引数に値をわたすことで、端数を切り上げ、渡された値の次に大きな整数を得ることができる関数です。小数点以下はすべてなくなり、整数が返ってきます。
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floor()(切り捨て)の基本
最後にfloor関数を説明いたします。
floor ( float $value )
floor関数はround関数とceil関数とも違って、小数点以下をすべて切り捨て、渡された値を超えない最大の整数を得ることができます。こちらもceil関数と同じで、小数点以下はすべてなくなり、整数が返ってきます。
実際に書いてみよう
それでは、実際に3つの関数を比べてみましょう。(結果が見やすくなるように PHP_EOLで改行をいれています)
<?php $num = 3.1415; $round = round($num, 2); $ceil = ceil($num); $floor = floor($num); print_r($num. PHP_EOL); print_r($round. PHP_EOL); print_r($ceil. PHP_EOL); print_r($floor. PHP_EOL); ?>
こちらの実行結果は以下のようになります。
3.1415 //処理前の最初の値 3.14 //round関数によって第2引数までに丸めた 4 //ceil関数によって切り上げた 3 //floor関数によって切り捨てた
このように、3つの関数はすべて少数を操作する関数ではありますが、すべて得られる結果が変わります。
どのように小数点以下を扱いたいかによって3つの関数を使い分ける必要がありますので、それぞれの違いをしっかり理解して、適切な関数を使えるようにしましょう!
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
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