Rubyの集合を表すSetクラスの使い方を現役エンジニアが解説【初心者向け】
初心者向けにRubyの集合を表すSetクラスの使い方について解説しています。集合は順番や重複のないオブジェクトの集まりです。基本の書き方と要素の追加・削除の方法、集合演算のやり方を覚えましょう。
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Rubyの集合を表すSetクラスの使い方について解説します。
そもそもRubyについてよく分からないという方は、Rubyとは何なのか解説した記事を読むとさらに理解が深まります。
なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプRuby講座の内容をもとに紹介しています。
今回は、Rubyに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
集合を表すSetクラスの使い方について詳しく説明していくね!
お願いします!
集合を表すSetクラスとは
Rubyには集合を扱うことができるSetクラスというのがあります。配列よりも効率的であるために、本格的な実装にはSetクラスを使うと良いでしょう。
Setクラスにおいて集合は
1,要素間の順序は関係ない
2,重複する要素はない
という特徴があります。
Setクラスの使い方
Setクラスは標準ライブラリーに入っていますので、
require
'set'
と書くことによってから使うことができます。インスタンスを生成し、要素を追加したり
削除したりすることもできます。
細かい書き方は実際に書いてみて確認しましょう。
実際に書いてみよう
それでは、実際に書いてみましょう。以下のコードをみてください。
require 'set' mse = Set.new(['1号','3号','5号','7号']) p mse #=> #<Set: {"1号", "3号", "5号", "7号"}>
まずは、インスタンスをSetクラスから生成しました。インスタンスであるmseをpメソッドで表示すると、要素の集合として取り出しています。
また、インスタンスにある要素の集合をeachメソッドで取り出すことも可能です。
require 'set' mse = Set.new(['1号','3号','5号','7号']) mse.each do |m| p m end #=> "1号" "3号" "5号" "7号"
一つ一つ取り出してしますね。
次に要素を追加する方法をみていきましょう。下のコードをみてください。
require 'set' mse = Set.new(['1号','3号','5号','7号']) mse.add("9号") p mse #=> #<Set: {"1号", "3号", "5号", "7号", "9号"}>
mseに新しい要素”9号”を追加しました。pメソッドを実行すると”9号”が追加されていますね。
ついでに削除する方法もみてみましょう。
require 'set' mse = Set.new(['1号','3号','5号','7号']) mse.delete("3号") p mse #=> #<Set: {"1号", "5号", "7号"}>
deleteで”3号”を消しています。pメソッドで実行すると”3号”はありませんね。このように、Setクラスに要素を追加したり削除することができます。
最後に、集合演算をみてみましょう。集合演算には和集合、差集合、積集合があります。
以下のコードをみてみましょう。
require 'set' mse = Set.new(['1号','3号','5号','7号']) vse = Set.new(['2号','4号','6号','7号']) p mse | vse #=> 和集合 #<Set: {"1号", "3号", "5号", "7号", "2号", "4号", "6号"}> p mse - vse #=> 差集合 #<Set: {"1号", "3号", "5号"}> p mse & vse #=> 積集合 #<Set: {"7号"}>
以上のようにSetクラスでは和集合、差集合、積集合の計算もできます。
筆者プロフィール
町田 耕
学生時代は会計学専攻。塾講師勤務を経て、企業のCFOとして会社経営に携わる。 会社経営から一線を退いた後、インフラエンジニアの妻の勧めでプログラミングを 独学で始め、プログラミングセミナーなど転々としながら、開発案件に携わるようになる。 現在、フリーランスとして活動しながらテックアカデミーのメンターも勤めている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
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分かりました。ありがとうございます!
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