IT系の職種まとめ!技術職を目指す人向けに解説【未経験者向け】
初心者向けにITの仕事を職種別に解説しています。ITの各仕事についてその内容と必要なスキル、どのような人が向いているかを業種ごとにそれぞれ紹介します。業界を目指す際の参考にしてください。
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今回は、ITの仕事を職種別に解説します。
ここではITに関する主な職業をWeb業界・情報処理サービス業界・SIer業界・ハードウェア業界・スマートフォン・ゲーム業界に分けて紹介します。自分に合った仕事、やりたい仕事について調べてみましょう。
本記事はエンジニア転職を保証するTechAcademy Proの就職実績を元に制作しています。
今回は、キャリアに関する内容だね!
どういう内容でしょうか?
ITの仕事を職種別に解説していくね!
お願いします!
Web業界
Webデザイナー
仕事の内容
Webディレクターの指示の下、クライアントから要求された内容のWebデザインを行います。
必要な技術や資格
Adobe PhotoshopやIllustratorなどのデザインを不図を利用してデザインを行う技術が必要です。
ただ、Webデザインといっても、DTP等の紙のデザインの知識があると、より仕事の幅が広がります。
また、デッサンをすることでデザイナーとしての基礎力がつきます。
どのような人が向いているか
コミュニケーションやプログラミングよりデザインが好きな人向け。
Webディレクター
仕事の内容
クライアントと話をして、クライアントが要求するWebの仕様を設計します。
クライアントだけでなくWebデザイナーやプログラマーとも話し合い、Webサイトの構築全体のスケジュール調整なども行います。
必要な技術や資格
Web制作において、最も対人関係スキルが必要な職種です。
また、デザインの基本、プログラミングの基本もおさえておく必要があります。
あわせて、Web業界の最新の動向を追いかけると、よりWebディレクターとしての仕事の幅が広がります。
どのような人が向いているか
プログラミングやデザインを行うより、コミュニケーションを取りたい人向け。
Webプログラマー
仕事の内容
Webディレクターの指示と、Webデザイナーのデザインに合わせたシステムを開発します。
必要な技術や資格
プログラミングに関する基礎知識が必要です。
情報処理に関する技術として、最も基本的な国家資格としては、基本情報技術者試験があります。
どのような人が向いているか
デザインやコミュニケーションをする仕事より、プログラミングが好きな人向け。
Webオペレーター
仕事の内容
Webディレクターの指示を受け、日々のWebサイト運営・更新作業を行います。
必要な技術や資格
顧客の業務内容により、Webサイトの内容も代わってきますので、顧客の業界に応じたコンテンツ作成を行う必要があります。
例えば、医薬品業界ですと薬事法により、表記して良い単語に制限があります。
同様に、証券業界でも、表記してはいけない表現方法も多いです。
どのような人が向いているか
いろいろな業界のWebサイトを運営したい方向け。
マルチメディアクリエイター
仕事の内容
Webディレクターの指示の下、動画制作やCG制作を行います。
必要な技術や資格
Youtube投稿用動画の製作技術が必要です。
CGであればCG-ARTSが行っている、CGクリエイター検定などがあります。
どのような人が向いているか
動画やCGの作成が好きな人向け。
情報処理サービス業界
ITコンサルタント
仕事の内容
ITの専門家として、顧客のシステム導入に関する相談を受け、最適なシステムを企画・提案する仕事です。
必要な技術や資格
顧客の状況を把握するためのコミュニケーション能力が重要です。
また、基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験に合格しておくと、顧客に提案する際により具体的な話ができます。
どのような人が向いているか
顧客の問題点を分析、解決する企画の提案をすることが好きな人向けです。
セールスエンジニア
仕事の内容
自社のシステムや製品、他社のシステムや製品を他社に代わって、顧客に販売する仕事です。
営業との違いは、販売以外にも顧客先で技術的なサポートも行う点です。
必要な技術や資格
販売するシステムや製品に関する、知識と技術的なサポート方法を学ぶ必要があります。
また、基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験に合格しておくと、顧客に提案する際により具体的な話ができます。
どのような人が向いているか
営業として販売するだけ、エンジニアとしてサポートするだけ、というどちらか一方の仕事ではなく、両方の仕事を行うことが好きな人向けです。
テクニカルライター
コンピューターやテレビなど電化製品専門のライターです。操作が複雑でマニュアルが必要とされる家電製品の取り扱い説明書やカタログ、点検マニュアルなどを執筆・編集する仕事です。
仕事の内容
コンピューターシステムや電気製品専門のライターです。
コンピューターシステムや電気製品のマニュアル作成が必要な場合に専門家として動作確認しながら、説明書等を作成します。
必要な技術や資格
コンピューターシステムや電気製品の機能や説明についてわかりやすく解説する文章力が必要です。
どのような人が向いているか
コンピューターシステムや電気製品を触るのが好きで、お客様にわかりやすく伝える仕事をしたい人向けです。
テスター
仕事の内容
コンピューターシステムや電気製品などを実際に使用し、エラーが無いか確認する仕事です。
必要な技術や資格
テスト作業は非常に単調な仕事を正確に行い続ける技術が必要です。
どのような人が向いているか
コンピューターシステムや電気製品の何度も同じテストを繰り返しても苦にならない人向けです。
サポートエンジニア
仕事の内容
コンピューターシステムや電気製品の不具合が発生した際に、電話やチャットで不具合に関する回答を行います。
必要な技術や資格
コンピューターシステムや電気製品に関する知識が必要です。
また、基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験に合格しておくと、サポートする際により具体的な話ができます。
どのような人が向いているか
自社製品に対する質問を顧客にわかりやすく説明することが好きな人向けです。
ITトレーナー
仕事の内容
コンピューターシステムなどを利用する方法をトレーニングする仕事です。
例えば、マイクロソフトのOFFICE製品の使い方をトレーニングする講師の仕事になります。
必要な技術や資格
マイクロソフトのOFFICE製品のトレーナーであれば、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)試験に合格しておくと良いですよ。
その他にも使用する製品に応じた、メーカーが開催している民間資格等を取得しておくと良いです。
どのような人が向いているか
製品やサービスの利用方法を誰かに教えることが好きな人向けです。
SIer業界
プログラマー
仕事の内容
仕様書に基づいてプログラミングを行う仕事です。
必要な技術や資格
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験に合格しておくと良いです。
どのような人が向いているか
仕様書に基づいてプログラミングを行うことが好きな人向けです。
システムエンジニア
目的に合ったコンピューターシステムを企画から運用まで手がける。
クライアントのニーズに沿って、コンピュータのシステムを設計します。システムの要件を分析し、仕様書を作成し、基本・詳細設計や導入・運用・テスト計画などを担当します。またシステムが利用されている現場で運用保守、改善、再構築提案などの業務にあたります。業務系、情報系といったシステム分野別に、ネットワーク、OSなどの基本技術が異なるため、それぞれのスキルや業務知識が必要となります。また設計に携わる業界の専門知識を理解することも大切です。
仕事の内容
顧客のニーズを聞き出し、顧客に必要な業務システムを企画・設計します。
顧客から受注した場合はプログラマーに仕様書を渡し、システム開発を行ってもらう必要があります。
場合によっては自分でプログラミングを行います。
必要な技術や資格
プロジェクトマネージャー試験に合格しておくと良いです。
どのような人が向いているか
プログラミングを行うだけでなく、顧客に業務システムのコンサルティング、企画、提案、営業などを
ブリッジSE
開発を海外に任せている際に日本と海外の通訳を行うエンジニアです。最近は、開発のみ海外に受託するケースが増えてきています。
中国・ベトナム・インドの協力会社とやり取りを行うことがあります。
仕事の内容
システム開発を海外の協力企業にお願いするシステムエンジニアです。
必要な技術や資格
システムエンジニアとしてのスキルだけでなく、海外現地で使用される言語の習得をしておくと仕事の幅が広がります。
中国であれば北京語。ベトナムであればベトナム語。インドであれば英語です。
どのような人が向いているか
海外でも活躍したいシステムエンジニア向けの仕事です。
ハードウェア業界
組込みシステムエンジニア
仕事の内容
車や自動販売機など、温度管理からハードウェアとの連携が必要なシステム開発を行います。
非常に専門性が高い仕事のため、大企業内でノウハウが溜まりやすいです。
必要な技術や資格
エンベデッドシステムスペシャリスト試験に合格しておくと良いです。
どのような人が向いているか
ハードウェアとの連携を考えたシステム開発が好きな人向けです。
スマートフォン・ゲーム業界
スマホアプリエンジニア
仕事の内容
スマートフォンアプリの作成です。
必要な技術や資格
iPhoneアプリ、Androidアプリそれぞれ自分自身のオリジナルアプリを作成することが技術を証明する最短ルートです。
どのような人が向いているか
スマートフォンアプリエンジニアになりたい人向けです。
世界市場が舞台ですので、個人アプリ開発で一攫千金を狙うことも可能です。
エンジニアの種類に特化した記事も合わせてご覧ください。
エンジニアになるための学習方法
学習サービス
Progate
プログラミング言語の基本に特化した、オンラインで無料から使用できる学習サービスです。今までプログラミングを学んだことのない人でも始められる各言語のカリキュラムが揃っています。有料会員では実践レベルのものまですべてのコースを受講可能です。
Udemy
プログラミングやデザインなどの仕事に関する各種スキルを動画で学ぶサービスです。各コースでは講師が用意した小テストで復習したり、資料ファイルをダウンロードしたりすることができます。コースは有料のものと無料のものがあります。
Codecademy
HTMS/CSSでのWeb制作や各種プログラミング言語をオンラインで無料で学べるサービスです。英語サイトになります。基礎から順番に学習できるカリキュラムなので初めてその言語に触れる場合でも問題なく進行できます。各カテゴリごとに分からないところを他のユーザーに質問できるシステムも存在します。
スクール
エンジニア転職保証コース
現役エンジニアのパーソナルメンターが学習から転職までをサポートするサービスです。オンラインの環境があればどこでも受講可能で、パーソナルメンターにはカリキュラム内で分からないところを質問したり、キャリアについて相談することができます。
未経験からエンジニアを目指したいけれども、何から始めたらいいのか分からないという方におすすめです。
リナックスアカデミー
東京と横浜に校舎のある通学制スクールです。Linux・ネットワークの講座とJavaプログラミングの講座があります。少人数クラス担任制による、実務の流れに合わせた授業の進行が特徴です。そのため実際の業務に直結した本格的な技術と知識を集中して習得したい方におすすめです。
KENスクール
30年の実績のある通学制スクールです。WebやDTPのデザインコース、プログラミングコース、ネットワークなどのコースが存在します。専門のキャリアカウンセラーによるIT未経験者からの就職・転職にも注力しているため、初めて学習する方でも挑戦しやすい環境となっています。
この記事を監修してくれた方
中本賢吾(なかもとけんご) 開発実績:PHPフレームワークを利用した会員制SNS・ネットショップ構築、AWSや専用サーバー下でLinuxを使用したセキュアな環境構築、人工知能を利用したシステム開発、店舗検索スマホアプリ開発など。 その他にも地域の職業プログラマー育成活動を行い、2018年には小学生がUnityで開発したオリジナルAndroidアプリをGooglePlayでリリース。NHK Whyプログラミング入賞。ゲームで遊ぶより作ろうぜ!を合言葉に、小学生でも起業できる技術力を育成可能で有ることを証明し続けている。 |
内容分かりやすくて良かったです!
ゆかりちゃんも分からないことがあったら質問してね!
分かりました。ありがとうございます!
また、オンラインのプログラミングスクールTechAcademyではエンジニア転職保証のコースを提供しています。
プログラミング未経験の方でも12週間で東京のIT企業へエンジニアとして転職を目指せるコースです。
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