JavaScriptのor演算子について現役エンジニアが解説【初心者向け】

JavaScriptのor演算子について、TechAcademyのメンター（現役エンジニア）が実際のコードを使って初心者向けに解説します。

JavaScriptについてそもそもよく分からないという方は、JavaScriptとは何なのか解説した記事をまずご覧ください。

 

なお本記事は、TechAcademyのオンラインブートキャンプ、JavaScript/jQuery講座の内容をもとにしています。

 

 

目次

• or演算子とは
• or演算子の使い方
• 実際に書いてみよう
• まとめ

 

or演算子とは

if文で「または」という条件を記載するにはor演算子を使用します。JavaScriptでor演算子は「||」と記述します。

if(条件1 || 条件2 ) {
  条件1または条件2に当てはまる場合の処理
}

or演算子は論理演算子と呼ばれ、その他にand演算子と否定があります。論理演算子について、詳しくは以下の記事も参考にしてください

MDN – 論理演算子

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or演算子の使い方

or演算子は条件と条件の間に記述します。

if(条件1 || 条件2 ) {
  条件1または条件2に当てはまる場合の処理
}

ここで、それぞれの条件はtrue（真）またはfalse（疑）を返すことが期待されます。ただしJavaScriptでは以下の値はfalse、それ以外の値はtrueと判定されるため、この性質を利用してプログラミングを行う場合も多くあります。

• falseと判定される値：0, -0 , null, false, NaN, undefined, 空文字列 (“”)

真偽値（true、false）について、詳しくは以下の記事も参考にしてください

MDN – Boolean

実際に書いてみよう

今回のサンプルプログラムではor演算子について確認します。実行はChromeブラウザーのデベロッパーツールで行いましょう。

はじめにもととなる値を定義します。

const val1 = 24;
const val2 = 3;

or演算子を使って判定してみましょう。

if(val1 % 2 == 1 || val2 % 2 == 1) {
  console.log('val1またはval2は奇数です');
}

実行結果は以下のとおりです。

val1またはval2は奇数です

それぞれの条件の真偽値を確認してみましょう。

console.log(val1 % 2 == 1);
console.log(val2 % 2 == 1);

実行結果は以下のとおりです。

false
true

and演算子を使った方法についても確認します。

if(val1 % 2 == 1 && val2 % 2 == 1) {
  console.log('val1かつval2は奇数です');
} else {
  console.log('val1かval2のどちらかは奇数ではありません');
}

実行結果は以下のとおりです。

val1かval2のどちらかは奇数ではありません

最後に1がtrue、0がfalseと判定される性質を利用した例を確認してみましょう。

if(val1 % 2 || val2 % 2) {
  console.log('val1またはval2は奇数です');
}
console.log(val1 % 2);
console.log(val2 % 2);

実行結果は以下のとおりです。1がtrue、0がfalseと判定されていることが確認できます。

val1またはval2は奇数です
0
1

 

まとめ

今回の記事ではJavaScriptのor演算子について学習しました。

筆者プロフィール

太田和樹（おおたかずき） ITベンチャー企業のPM兼エンジニア 普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。 開発実績：画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握（実証実験）、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。 地方在住。仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

 

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