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エンジニア転職に役立つ資格TOP3|現役エンジニアが解説

初心者向けにエンジニア転職に役立つ資格TOP3について解説しています。ここではITパスポート、基本情報技術者試験、クラウドプラクティショナーそれぞれの資格の特徴と試験内容、学習方法について説明します。資格を取得する際の参考にしてください。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

エンジニア転職に役立つ資格TOP3について現役エンジニアが解説します。

 

 

大石ゆかり

田島メンター、エンジニア転職のために何か資格を取ろうかなと思っているんですけど、何がいいかわからないです・・・

田島悠介

この悩みを持つ人はとても多いんだよね。

  • エンジニア転職したいけどどの資格をとればいいか迷ってしまう
  • どの資格が一番理想の転職に近づくのかわからない
  • そもそもエンジニア転職に資格は必要なのか
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実際に、このような相談を受けることがとても多いです。

そこで今回は、エンジニア転職に役立つ資格TOP3というテーマで話していきます。

大石ゆかり

よろしくお願いします!

田島悠介
  • 転職前に資格を取るべきか迷っている人
  • 何の資格を取れば良いかわからない人
  • 資格取得のために勉強をしている人

このような方は最後まで見て、転職活動の参考にしてください!

大石ゆかり

わかりました!

 

【動画でも解説しています。クリックで見る!】

 

田島:いきなり結論です。

役立つ資格はこの3つです。

  1. 国家資格「ITパスポート試験」
  2. 国家資格「基本情報技術者試験」
  3. AWS認定「クラウドプラクティショナー」

 

それぞれ説明していきますがその前に、とっても大事な前提のお話をさせてください。

前提:エンジニアに資格は必要なのか?

田島:まず前提としてエンジニアに資格は必要なのかという話をします。

  • 資格を取ればエンジニアになれる
  • 資格を取れば未経験でも良い条件で転職できるのではないか

このように考える人、とても多いです。

実はやみくもに資格を取るのはよくないのです。

どんな業種でもそうですが、未経験からのエンジニア転職では特に気をつけましょう。

なぜなら、医者や看護師、美容師などと違って「この資格さえ取っておけばいい」というものが存在しないからです。

その理由は単純で、エンジニア転職では資格などの表面的なものよりも実績が問われます。

似た特徴を持つ2名がいたとします。

  • Aさんは資格を持っているが開発経験はない
  • Bさんは資格はないが開発経験がある

この場合、Bさんの方が採用されやすいでしょう。

これは、あくまでも一例ですが傾向として大きくずれてはいないと思います。

田島:なので大前提、エンジニア転職に資格は必須ではないのです。

ただ、資格取得のために学習を行うと、エンジニア業務全体を見下ろした体系的な知識が得られます。

体系的な知識があると、これからエンジニアを目指す上で具体的に何を行えばよいのか分かりやすくなります。

大石:なるほど、自分のアクションを見極めるための参考になるんですね。

田島:そうだね、ちゃんと役に立つんだよ。

持っていると、IT分野に興味があることや意欲を企業側にわかりやすく伝えられるからね。

開発経験のプラスアルファとして資格を持っておくと周囲と差別化できるよ。

大石:わかりました!とっておいて損はないですね!

 

国家資格「ITパスポート試験」

田島:とっておくと役立つ資格1つめはITパスポート試験です。

 

ITパスポート試験とは

田島:ITパスポート試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施している国家試験です。

IPAが実施している情報処理試験の中では最もやさしく、「ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべきITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験」と位置づけられています。

試験は全国47都道府県に設置された試験会場でほぼ毎月実施されています。

試験はパソコンに回答を入力していくCBT方式となっています。

※CBT:Computer Based Testingの略

 

ITパスポートを取得するメリット

大石:ITパスポートを取得しておくとどんないいことがあるんでしょうか?

田島:ITパスポートをとっておくと、ITに関する基礎知識を幅広く学ぶことができます。

一般的な会社員を例とすると、出社時や退社時の出退勤の記録、日常の業務で行う資料の作成、取引先などとの電子メールの送受信、作業の進捗管理など、多くの場面でITを使って業務を行っています。

田島:エンジニアを目指すのであれば、この例のように、ITが社会においてどのように使われているのかを、まずは知る必要があります。

その上で、それぞれのITがどのような仕組みで成り立っているか、理解していきます。

はじめは広く浅く、ITの利活用の全体像をとらえることを目指しましょう。

そのようなITに関する基礎知識を幅広く学ぶために、ITパスポートは役に立ちます。

さらに、ITパスポートには、企業活動や経営管理、マーケティングなど、企業の基本的な活動の全体像に関する内容も含まれています。

田島:これから社会人となる学生、未経験からエンジニアを目指す方にとっては、会社が何を行っているか、全体を理解した上で担当業務を行えるようになると、大きく成長できます。

人事からの評価という目線では、採用試験を受ける際、IT関係の資格試験を持っておくことで、ITに興味がある、意欲があることを面接官にアピールすることができます。

採用は面接官だけでなく、人事部門が履歴書や面接記録などの書類を見て判断します。

資格試験は書類で「意欲がある」ことを伝える最適な手段です。

 

また、どの業界にも知っておくべき基礎知識があります。

エンジニア業界においても同様で、全体的な基礎知識を広く浅く理解し「話が通じる」状態だと仕事も進めやすくなります。

そのため、ITパスポートはとっておくと役立つと言えるでしょう。

大石:IT業界に関わったことのない人にはぴったりの資格ですね!

 

ITパスポート試験の学習方法

大石:学習の方法も教えてください!

田島:そうだね、それでは学習方法を紹介します。

まずは公式サイトで試験の概要や範囲を確認しましょう。
公式サイトでは過去の問題も公開されています。

田島:知識は体系的に身につけると効果的です。

書店で自分に合った書籍を購入して学習をはじめましょう。

また、本を読んだだけでは分からないことも多いと思います。

YouTubeやVimeo(ヴィメオ)などでITパスポートの学習動画が多く公開されているので参考にすると良いでしょう。

 

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国家資格「基本情報技術者試験」

田島:とっておくと役立つ資格2つめは基本情報技術者試験です。

 

基本情報技術者試験とは

田島:基本情報技術者試験も、IPAが実施している国家試験です。

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門として位置づけられており、IPAが実施しているエンジニア向け試験の中では最もやさしいレベルの試験です。

試験は毎年4月と10月の年2回、全国の試験会場で行われます。

試験はマークシートに記述する方式となっています。

基本情報技術者試験を取得するメリット

大石:とっておくべき理由は何でしょうか?

田島:とっておくべき理由は、エンジニアとして必要な知識が身につくからです。

エンジニアはIT技術を深く理解し、ITシステムの提供や維持管理などを行います。

ITシステムの構築は設計やプログラミング、テストなどの領域に分かれており、専門知識を持っての対応が必要です。

田島:それらの専門知識を身につけるために基本情報技術者試験が役に立ちます。

エンジニアはプログラミングだけを行うのではありません。

インターネットやサーバなど、関連する知識を持っておくことで局所的ではない、全体にとって価値のある成果を出すことができ、新しい分野にもチャレンジしやすくなります。

人事からの評価という目線では、未経験からエンジニアになる場合、採用する側は、適正や会社の戦力になるまでの期間を見極めようとします。

エンジニアの資格試験を持っておくと、自分の知識を定量的にアピールできるため、採用される確率が上がります。

 

エンジニアとして現場に配属されると、テストや簡単なプログラミングからキャリアをスタートすることが多いでしょう。

資格試験の学習をしておくことで、会社全体の中での自分の仕事の位置づけを理解することができ、モチベーションが高まり、成長のスピードも上がります。

そのため、基本情報技術者試験はとっておくと役立つ資格と言えるでしょう。

大石:ひととおりITやプログラミングの知識を身に付けた人の資格ですね。

 

基本情報技術者試験の学習方法

大石:学習の方法も教えてください!

田島:まずは公式サイトで試験の概要や範囲を確認しましょう。

試験範囲は広く、簡単には身につきません。

まずは書店で自分のレベルに合った書籍を購入し、最後まで読み切って概要を理解しましょう。

概要を理解したら、徹底的に過去問を解いて、理解を深めていきます。

公式サイトで公開されている過去問が役に立つでしょう。

 

AWS認定「クラウドプラクティショナー」

田島:とっておくと役立つ資格3つめはAWS認定クラウドプラクティショナーです。

 

AWS認定クラウドプラクティショナーとは

田島:AWS認定クラウドプラクティショナーは、世界最大のクラウドサービスであるAWSに関する基礎知識を身につけるための資格試験です。

AWS認定クラウドプラクティショナーはAWSの資格試験の中の入門編として位置づけられています。

試験は全国の試験会場または自宅のPCからオンラインによる受験が可能です。

※AWS:Amazon Web Servicesの略

AWS認定クラウドプラクティショナーを取得するメリット

大石:この資格はとっておくとどんなメリットがあるんでしょうか?

田島:AWS認定クラウドプラクティショナーの学習を通じて、クラウドサービスに関する基礎知識が身につきます。

現在のITシステムはクラウドサービスを多く利用しています。

もはやエンジニアには必須の知識と言えるでしょう。

クラウドサービスを理解することはエンジニアとしての差別化につながり、より好条件で仕事ができたり、新しい分野にチャレンジしやすくなります。

クラウドサービスにはAWSのほか、MicrosoftのAzure(アジュール)やGoogle Cloud Platformなどいくつかの種類があります。

田島:その中でも最も多く利用されているAWSを覚えておくことで、クラウドサービスに対する汎用的な知識が身につきます。

クラウドサービスを使わずにITサービスを立ち上げるには、サーバ機器や光回線などのネットワークを自前で用意する必要があり、膨大な初期投資が必要です。

クラウドサービスを使うと利用する期間だけ、時間単位でサーバ環境などを調達できるため、ITサービスを低コストで迅速に立ち上げることができます。

知っているのといないのでは大きな差が生まれますよ。

 

人事からの評価という目線では、特に中途採用の場合、即戦力としてのスキルが求められます。

現在は多くの案件でクラウドサービスが利用されており、AWSに関する知識があると採用される確率が高まります。

また、AWSに関する知識があると、現場で一目置かれます。

マネージャーレベルからも相談されるようになり、格段に仕事がしやすくなるでしょう。

以上から、AWS認定クラウドプラクティショナーはとっておくべき資格と言えるでしょう。

大石:専門性が高い資格なので評価が高くなるんですね。

 

AWS認定クラウドプラクティショナーの学習方法

大石:学習の方法も教えてください!

田島:公式サイトで紹介されている無料のオンラインセミナーやデジタルトレーニングを活用すると良いでしょう。

書籍を購入して概要を理解することも良いですが、新しい情報は日々アップデートされるため、公式サイトで確認するのがベストです。

 

コラム

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まとめ

田島:まとめです。

今回は、下記を前提としました。

  • エンジニアに資格は必須ではない

その上で、とっておくと役立つ3つの資格を紹介しました。

  1. 国家資格「ITパスポート試験」
  2. 国家資格「基本情報技術者試験」
  3. AWS認定「クラウドプラクティショナー」

 

大石ゆかり

とってもわかりやすかったです!

田島悠介

よかったです。

最初にも言いましたが、エンジニアになるために、資格試験は必須ではありません。

実は資格を持っているエンジニアはそんなに多くありません。

しかし資格取得のために学習を行うと、エンジニア業務全体を見下ろした体系的な知識が得られます。

体系的な知識があると、これからエンジニアを目指す上で具体的に何を行えばよいのか分かりやすくなります。

また実際に業務を行う際に全体の中での自分の業務の位置づけを理解でき、より成果を出しやすくなります。

まずはITパスポートから勉強を始めてみてください。

大石ゆかり

わかりました!

ありがとうございます!

 

執筆してくれたメンター

太田和樹(おおたかずき)

ITベンチャー企業のPM兼エンジニア

普段は主に、Web系アプリケーション開発のプロジェクトマネージャーとプログラミング講師を行っている。

守備範囲はフロントエンド、モバイル、サーバサイド、データサイエンティストと幅広い。その幅広い知見を生かして、複数の領域を組み合わせた新しい提案をするのが得意。

開発実績:画像認識技術を活用した駐車場混雑状況把握(実証実験)、音声認識を活用したヘルプデスク支援システム、Pepperを遠隔操作するアプリの開発、大規模基幹系システムの開発・導入マネジメント。

地方在住。

仕事のほとんどをリモートオフィスで行う。

通勤で消耗する代わりに趣味のDIYや家庭菜園、家族との時間を楽しんでいる。

 

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