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人事担当者の興味を惹く!職務要約の基本の書き方【職種別】

初めて転職活動をする人で書き方に悩むところで多い職務要約。採用担当者に興味を持ってもらうためには基本的な書き方をおさえる必要があります。ビジネス職・技術職別で書き方と実際の例文を紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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職務経歴書を書く際、多くの人が悩む職務要約欄。

職務要約は職務経歴書におけるつかみの部分にあたり、ここで人事担当者に「おっ」と思わせるかどうかがスタートラインとなります。

今回は職務要約の基本的な考え方から具体的な執筆例までを紹介していきます。

 

 

求人サイト検索していたら、仕事内容や条件も自分に合っている求人を見付けたんですよ。

 

 

それはよかったですね!早速応募をしてみましたか?よい求人にはすぐにアタックしないとタイミングを逃してしまいかねないですよ。

 

 

それが応募書類がなかなか完成しなくて・・・職務要約のところでつまづいてしまって先に進まないんです。

 

 

職務要約は、職務経歴書の中でも採用担当者の気持ちを最初にひきつける大事な項目です。悩んでしまうのも分かります。

 

 

大切な項目だと思えば思うほど、どうしてよいのか分からなくなってしまいました。どんな職務要約を書いたらしっかりアピールできるのか教えてもらえませんか?

 

 

分かりました!実際の例文を紹介する前に、まず職務要約がなぜ大事なのかというところから説明していきますね!

 

 

職務要約が大事な理由

職務要約で突っかかってしまい職務経歴書がいつまでたっても書けない…そんなお悩みを解決するナレッジを当記事では展開していきます。まずはなぜ職務要約が大事なのか、その理由から解説します。

 

職務要約は職務経歴書の顔!

職務要約は簡単に言うと職務経歴書の第一印象、ひいては自分の第一印象を決める部分です。まず基本として職務要約が魅力的でないと人事担当者はそこで読むのを止めてしまう、ということを認識しましょう。

人事担当者は毎日たくさんの履歴書や職務経歴書を短い時間で確認しなければならないので、すべての書類をじっくりと読むことができないのが大半です。そのため職務要約をさっと確認し、そこで気になるものがあったら全体を精査するというフローが一般的となります。

職務要約で引っかからないとそのままスルーされ、面接してもらえません。職務要約を拡充することは面接へ進むために重要なことです。

 

面接後も重要な役割がある

職務要約は面接に進むために重要なものですが、実際の面接でも同じく重要な役割を担うものです。それは面接における質問が職務要約をベースとして行われるためです。

これらの質問は面接の定番である「会社に入ったら何をしたいか」「将来の夢はなにか」などと違い、具体的に自分が会社にとって必要な人材かを図る質問であり、転職する際に重要となるチェックポイントとなります。

職務要約を通じて聞いて欲しいことをアピールしておくのが大事です。

 

職務要約の書き方

職務要約作成時に押さえたいポイント

魅力的な職務要約を作成するにあたりいくつか押さえるべきポイントがあります。

  • 人間が一目でパッと認識することができる文字数は200~300文字といわれています。人事担当者はファーストタッチにおいて10秒ほどしか職務要約を見ないと言われているので、出来る限り上記の文字数に収めましょう。
  • 主観的な内容に対し採用担当者は興味を持たないので、執筆の際は客観的な事実だけを書きましょう。誇張や歪曲はNG。
  • 守秘義務に触れない程度で、前職の具体的な業務内容を書くとキャリアが伝わりやすくなります。
  • 転職先にかかわる資格は採用担当者に対するアピールポイントなので絶対に記載しましょう。ない場合は実績を具体的に数字付きで書くのもあり。
  • 難しいですが、採用担当者が読んだときにどう感じるかの視点があると伝わりやすくなるのでGOOD。家族や友人、転職エージェントなど第3者にチェックしてもらうのもありです。

 

職務要約でNGとされる書き方

IT系など社風がフランクな業界や業種においては勘違いしやすいことですが、職務経歴書はビジネス文書なので敬語をはじめとした適切な表現は絶対に守ってください。

また、自分の職歴やキャリアをアピールするのはよいことですが、主観的ばかりを押し出した書き方をすると実績が読み取れず、企業に貢献していない人と取られやすくなるので注意。ただし過度な謙遜も自信のなさをアピールすることになるので避けましょう。

加えて、字数を埋めることに気を取られると、目的意識のない文章になってしまうので気を付けてください。

 

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職務要約の具体的な執筆例

ここからビジネス職と技術職に分けて具体的な執筆例と、採用担当者にとってどこがツボなのかを簡単に解説します。

ビジネス職の場合

(勤めていた会社の社名)で〇年、商品のマーケティング業務に取り組んでおりました。
Webアンケートや試供による反応から消費者の動向をつかみ、
それを詳細に分析、新商品のコンセプトを立て、各部門と連携するのが主な業務です。

アメリカでの新ブランド立ち上げにも従事、
TOEICのスコア850オーバーの英語力を活かして2年で5億の利益を計上することができました。
 現在は20名ほどのチームを束ねるリーダーとして後進の育成も手掛けております。

今後は培ったマーケティングのノウハウを活かし、
貴社の商品をより広く展開できるよう尽力させていただく所存にございます。
  • 「Web~主な業務です」の部分は具体的な業務内容を提示しているので、採用担当者が前職をイメージしやすくなります。
  • 「TOEICのスコア850オーバー」とちょっと自慢になるぐらいアピールするのがポイント。「英語ができるので」では弱く採用担当者の印象に残りません。
  • 「2年で5億」などの具体的なデータは転職者の実績を具体的に掴めるため採用担当者が注目します。積極的に盛り込みましょう。
  • 「20名ほどのチームリーダー」は人材育成のアピールになります。採用担当者は人材育成ができる人に魅力を感じます。
  • 目的は転職ですので、最後は必ず転職後の展望で終わることを意識しましょう。

 

技術職の場合

(勤めていた会社の社名)で〇年、システムエンジニアとして業務に従事しておりました。
化学系メーカー様の分析用システムの構築が主な業務です。

案件のリーダーを務めておりましたので、エンドユーザーとのコミュニケーション経験もございます。
またJAVAやC++といった一般的な言語だけでなくFortranなどの言語も触れておりました。

資格はORACLE MASTER Gold Oracle Database 11gと応用情報技術者を保持しております。
今後はシステム構築のスペシャリストとして、
貴社及び貴社が抱える顧客に対し満足いただけるサービスを提供できるよう尽力させていただく所存にございます。
  • 「システムエンジニア~主な業務です」で具体的な業務内容を提示していますが同業種に転職するのであれば説明せずともある程度伝わるので、手短にしてもOKです。ただし、プロジェクト内容を深掘りされた際にしっかり話せるものを選びましょう。
  • 「コミュニケーション能力」「JAVAやC++、Fortran」の箇所では自分のスキルを書いていますが、ここでは等身大の内容を書きましょう。何でもできます!は一見よさそうに見えますが後で大変な目に合う危険性があるのでNG。
  • 「資格は」で具体的な資格を提示しています、たくさん資格を持っている場合は全て説明すると時間がかかりすぎてしまうので、資格の難易度と転職先での必要度で優先順位をつけましょう。
  • 目的は転職ですので、最後は転職後に何をしたいかを書くように。

 

まとめ

職務経歴書を書く際になぜ職務要約が重要となるのかと、職務要約を書く際に押さえておきたいポイントやNG行動、具体的な執筆例をご紹介しました。

職務要約はあくまでイントロダクションなので「もう少しこの人のことを知りたい!」と思わせることが肝です。魅力的な職務要約で自分を売り込み、理想の転職を成し遂げましょう。

 

 

採用する側の気持ちになって、どうして重要なのかを考えることが大切だったんですね。

 

 

その通りです。採用担当者は一日多くの応募書類を精査して、書類選考を行います。「つかみ」となる職務要約に魅力がないと、その時点で読むのをやめてしまいます。

 

 

読みやすく魅力的に感じる内容にするためのポイントはありますか?

 

採用担当者が読んだときにどう感じるかを考えて作成するといいですよ。読みやすい文章にするためには、200~300文字で納める様にしましょう。また主観的な表現を避けて、客観的な事実をわかりやすく伝えることが大事です。

 

 

 

なかなか難しいですが・・・・どのような目的で職務要約を書くのかという事がわかったので、なんとか仕上げられそうです!

 

 

頑張ってくださいね!採用担当者が「もっとこの人を知りたい」と感じる魅力的な職務要約をつくって、転職を成功させましょう。

 

 

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