具体的な内容を知ろう!適性検査の種類とその対策
転職活動における適性検査の種類とその対策方法についてまとめています。中途採用でも適性検査を行う会社もありますが、きちんと対策しておくことで難なく乗り越えられるはずです。SPIやCABの対策方法を知っておきましょう。
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面接時、Webテストや筆記試験を行う企業は増加しています。
実際にWebテストや筆記試験などの適性検査を受けたことがある方も増加傾向にあります。
今回は、これら適性検査の種類や対策をご紹介します。普段何気なく受けてしまっている適性検査も、種類や実施する理由と対策をしっかりと理解すれば、普段と違った結果が得られるかもしれません。
適性検査SPIとは
SPIは適性検査を行っている多くの企業で採用されている適性検査です。
数ある適性検査の中で4割以上のシェアを誇っているSPIは転職活動を行う上で避けては通れない適性検査と言えるでしょう。SPIはリクルートマネジメントソリューションズが開発した適性検査で2012年からは最新バージョンであるSPI3が運用されています。
SPIでは主に「行動」「ライフスケール」「意欲」「情緒」と言った性格診断。日本語能力を測定する言語能力診断。
そして計算や図形の認識能力など数学的な能力が判断される非言語能力診断が行われます。言語能力診断と非言語能力診断に関しては、応募者の日本語能力や、数学的能力が、そのまま診断結果として出てきます。
人によって成績が良かったり、悪かったりするのは、その人の能力ですので致し方ない部分となります。
しかし問題となるのは性格診断です。企業側は必ず採用したい人物像を設定しています。その人物像からかけ離れる診断結果になってしまうと採用は難しいと言わざるを得ません。
自分自身の性格ですので、難しい部分もありますが、いくつかのポイントを押さえれば対処できる可能性もあります。次の項目ではSPIを受ける際の性格診断について対策を紹介します。
SPIの対策
まずは企業が理想とする性格を考えてみましょう。
- 社交的で明るい性格
- 行動力、思考力に優れている
性格面で企業が重視するのは上記でしょう。暗い性格で人とはあまり喋らない人よりも、社交的で明るい性格の方が当然好まれますし、後先考えずに行動するより、行動力と思考力を併せ持った人材の方が採用したいでしょう。
しかし、性格診断で嘘の回答ばかりを行い、理想の人物像に近づけることも、あまりおすすめはできません。仮に診断結果で「明るく社交的な性格」と言う結果が出たとしても、実際のあなたが人見知りだったらどうでしょう。
面接中に面接官が疑念を抱くことも考えられますし、仮に採用になったとしても、あなたは「明るく社交的な性格」と言う印相を持たれています。自分を偽って仕事を続けるのは難しいでしょう。
大切なのはSPIで企業が何を知ろうとしているのかを理解することです。企業が望む診断結果に少しでも近づけるように努力することは大切ですが、くれぐれも虚偽の回答などはしないように心がけましょう。
適性検査CABとは
まだまだ知名度は高くないものの、CAB適性検査はシステムエンジニアなどコンピューター職へ転職を希望している人へ対する適性検査として多くの企業が導入しています。
開発と運営はSHL社が行っており、コンピューター適性検査と称されることもあります。CAB適性検査では、システムエンジニアやプログラマーとしての力量はもちろんのこと、各人が持つバイタリティーやチームワークなどが診断されます。
シェアを徐々に伸ばしているCAB適性検査は、システムエンジニアやプログラマー職以外でも実施されるケースが増えてきています。
少なくともIT関連の企業へ転職を考えている方は、職種に関係なく、CAB適性検査に関する理解を含めておいた方が良いでしょう。
CABの対策
CAB適性検査には制限時間が設けられています。
- 暗算(50問) 10分
- 法則性(40問) 15分
- 命令表(50問) 20分
- 暗号読解(39問) 20分
- 性格テスト(68問) 30分
上記5つのカテゴリから構成され、制限時間は95分となります。
5択が中心の出題方式ですが、1問に使える時間が非常に短いため、性格テスト以外の部分は、事前に勉強を行い知識を身につけない限り、高得点を出すのは難しいでしょう。
幸い書店へ行けば過去問が販売されています。IT関連企業への転職を希望していてCAB適性検査に自信が無い方は購入してみると良いでしょう。
まとめ
今回は多くの企業で導入されている適性検査について紹介しました。
シェア4割を誇るSPI。そしてシステムエンジニアやプログラマー職などIT業界を中心に実施されているCAB。それぞれの適性検査の役割や内容をしっかりと理解し適性検査に挑むようにしましょう。
しかし、転職活動は、適性検査が全てではありません。適性検査で失敗したとしても面接で十分に挽回することもできます。
適性検査ばかりを意識し、他の部分が疎かにならないように注意しましょう。
また、IT業界は今後も伸び続ける成長産業であり、ビジネス職であってもエンジニアやデザイナーとコミュニケーションが取れる人材が今後求められます。そのためのスキルとしてプログラミングはこれからより求められるでしょう。
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