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WordPressで表を作成する3つの方法【初心者向け】

WordPressで【表を作成する】方法を3つ紹介した記事です。ビジュアルエディタを拡張して使う、Wordファイルを使う、HTMLで記述の3つを順番に解説します。あなたにとって簡単な方法で試してみてください。

テックアカデミーマガジンは受講者数No.1のプログラミングスクール「テックアカデミー」が運営。初心者向けにプロが解説した記事を公開中。現役エンジニアの方はこちらをご覧ください。 ※ アンケートモニター提供元:GMOリサーチ株式会社 調査期間:2021年8月12日~8月16日  調査対象:2020年8月以降にプログラミングスクールを受講した18~80歳の男女1,000名  調査手法:インターネット調査

監修してくれたメンター

井上 祐介

NEC・Microsoftの認定インストラクター。Z80アセンブラ・C++・C#・PHP・Javaなどの経験を経て業務で使用するプログラムの開発や新入社員プログラミング研修の講師を行った。

WordPressを使ってサイトやブログを作っていると、表を挿入したい時があると思います。

そこで今回は、初心者向けにWordPressで表(テーブル)を作成する3つの方法を紹介します。

自分で操作可能なものから試してみてください。

目次

 

大石ゆかり

田島メンター!!WordPressで表を書く方法を教えてください!!!

田島悠介

WordPressで表を書く方法は3つあって、「ブロックエディタを使う方法」、「表計算ソフトで作った表を使う方法」、「HTMLで記述する方法」の3つあるんだ。それぞれ教えてあげるね!

大石ゆかり

はい、お願いします♪

 

ブロックエディタを使う

最近のWordPress(バージョン 5以降、2018年12月以降)では、Gutenberg(グーテンベルグ)というブロックエディタが標準で内蔵されています。

標準で搭載しているブロックエディタを使えば、完成したイメージに近い編集画面で簡単に作成できます。

ただブロックエディタは今までのテキスト中心のクラシックエディタと大きく違うので使い方に慣れることが必要です。

 

ブロックとは

記事内の文章や画像や表などを管理する単位がブロックです。

ブロック単位で配置の調整ができるので、今までのようにHTMLやCSSの知識がなくても編集できます。

段落や表などがブロックとしてページに追加され、ブロック単位で移動や削除ができます。

ブロックとは

上の画像はブロックごとに赤の点線で囲っています。

 

表を作成

ページ編集画面(投稿や固定ページなど)を表示します。

表は現在のカーソル位置の真下に挿入されるので、表を挿入したい位置の真上にあるブロックをクリックしてカーソルを移動しておきます。

表の挿入位置をカーソルで指定

※表の挿入はブロック単位で行われるので、カーソルはブロック内であれば文末でなくても構いません。
※カーソル位置の指定がない場合は一番下に表が追加されます。

 

画面左上ロゴの右隣にある+のボタン、「ブロックを挿入ツールを切り替え」をクリックします。
ブロック挿入ツール

 

「テーブル」をクリックします。
テーブル ボタン

 

「行数」「カラム数(列数)」を指定して、「表を作成」ボタンを押します。
テーブル(表の挿入)

 

表が作成されるので、自由に内容を記述しましょう。
表への入力
※セル間の移動にキーボードの矢印キー「←」「↑」「→」「↓」が使えます。表計算ソフトとは違い、「Tab」キーではセル間の移動はできません。
※「キャプションを追加」をクリックすると表の下に文章を追加できます。

 

表の行や列を追加・削除

編集したい表の中の基準にしたいセルをクリックします。

今回は「りんご」の下に行を追加したいので、「りんご」のセルをクリックします。
セルの指定_表の編集

 

下の画像の赤丸で囲ったブロックツールバーの「表を編集」ボタンをクリックします。
行を下に挿入

 

「行を下に挿入」をクリックすると「りんご」の下に行が追加されます。
行の挿入後

同じように、カーソル位置を基準にして行や列を挿入あるいは削除を行います。

※表の下のキャプションをクリックした場合、基準となるセルが選択されていないので、「表の編集」ボタンをクリックしても挿入や追加のメニューを選択できません。

 

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表の位置を変更する

表は他の文章や画像と同じブロックで作成されますので、後から位置を簡単に変更できます。

移動したい表の中をクリックします。
移動したい表をクリック

 

下の画像の赤丸で示した「∧(上に移動)・∨(下に移動)」をクリックすると、ブロック単位で表が移動します。
表の移動

 

もう1つの方法として、上の画像の緑の丸で囲った「ドラッグ」でマウスポインタが手の形になったらドラッグして表のブロックをページ内で移動できます。

ブロックの間で移動したいところに青の線が表示されたらマウスのボタンを離します。
ドラッグして表の移動 青の線

 

表の移動ができました。
表の移動結果

 

表計算ソフトで作った表を使う

すでに資料があったり、表計算ソフトの操作に慣れている人向けです。

今回は「Google スプレッドシート」での操作を例に解説しますが、他のMicrosoft ExcelやMicrosoft Wordでも同様の手順でWordPressに表を移せます。

※「Google スプレッドシート」を利用するにはGoogleアカウントが必要です。
※Microsoft ExcelやMicrosoft Wordを使う場合は、すでにそのアプリがインストールされているパソコンでの使用を前提としています。
※表を作成してコピーできる無料アプリやクラウドサービスでも構いません。

 

まず、Google スプレッドシートで作成した表をコピーします。
Googleスプレッドシートの表をコピー

 

WordPressに貼り付ける前に、「ビジュアルエディター」であることを確認してください。
ビジュアルエディター

 

挿入したい場所に貼り付けます。
表が張り付いた
更新すると、記事に反映されます。

表を作成できるアプリに慣れている方は、この方法で簡単に表を挿入できます。

 

HTMLを記述する

HTMLを直接記述する方法です。

エディタの「コードエディター」を利用して、<table>~</table>タグで表を挿入します。

HTMLで編集するには編集画面を「コードエディター」に切り替えます。

編集画面の右上にある3つの点の「オプション」ボタンから「コードエディター」をクリックします。

コードエディタに切り替え

 

以下の画面が「コードエディター」です。
コードエディタ画面
HTMLでは、表は上から要素を重ねるようなイメージで作成します。

<tr>~</tr>で囲まれた部分が行(横の並び)を表し、<td>~</td>で囲まれた部分がセルです。

<tr>~</tr>の中に、<td>~</td>が挿入されているイメージです。

 

例えば、下記の表をHTMLで表示してみます。

商品A 30円
商品B 50円

 

その場合、下記のコードを入力する必要があります。

<table>
  <tbody>
    <tr>
      <td>商品A</td>
      <td>30円</td>
    </tr>
    <tr>
      <td>商品B</td>
      <td>50円</td>
    </tr>
  </tbody>
 </table>

 

以下はHTMLを入力した画面です。
HTML入力

 

もし表の行を足したい場合は、<tr><td>で囲まれた部分を増やします。

サイト上で確認すると、下記のように表示されました。

表をブラウザで出力

 

以上、3つの方法を紹介しました。

まずは自分で作成可能な方法で表を挿入してみてください。

 

さらにWordPressを活用したい場合は、WordPressのギャラリー機能を使う方法もあわせてご覧ください。

 

大石ゆかり

表を書くことができました!

田島悠介

よかったね♪WordPressで表を書きたくなる場面って結構あるから、覚えておくと良いね♪

大石ゆかり

はい♪

 

【参考】セルを結合する

この記事を執筆した時点では、Gutenberg(グーテンベルグ)の表でビジュアルエディターからセルの結合を行うことができません。

表計算アプリなどから結合されたセルがある表を貼り付けても正しく貼り付けられません。

表のセルを結合するには「クラシック」ブロックを使って、旧WordPressの表を追加する方法があります。

「クラシック」ブロックを使って表を作成するには、プラグイン「Advanced Editor Tools」の有効化が必要です。
※セルを結合するには、コードエディターでHTMLコードを直接編集する方法もあります。

 

「クラシック」ブロックとは

Gutenberg(グーテンベルグ)による編集画面になる以前のWordPressと同じ操作でページ内要素を編集できるブロックが「クラシック」ブロックです。
標準クラッシックブロック

 

標準の「クラシック」ブロックでは表の挿入ボタンがありませんが、「Advanced Editor Tools」プラグインを追加して旧WordPressの表を挿入できます。

クラッシックブロック

 

「Advanced Editor Tools」プラグインによりセルの結合はもちろん、セルごとに罫線の種類や色や高さを設定もできます。

※「Advanced Editor Tools」プラグインで結合できるセルは「クラシック」ブロックに挿入された表だけです。「テーブル」ブロックのセルは結合できません。

 

「クラシック」ブロックで表を作成するには

標準の「クラシック」ブロックでは表を追加できないので、「Advanced Editor Tools」プラグインをインストールして、旧WordPressの表を追加できるようにします。

※表計算ソフトなどで作成した表をコピー貼り付けする場合は、プラグインがなくても結合されたセルがある表を「クラシック」ブロックに貼り付けられます。

 

「Advanced Editor Tools」プラグインのインストール

最初に「Advanced Editor Tools」プラグインのインストール有効化を行います。

WordPress管理画面の「プラグイン」から「新規追加」を選択します。
プラグインから新規追加

 

キーワードに「Advanced Editor Tools」と入力し、Advanced Editor Toolsプラグインの「今すぐインストール」をクリックします。
Advanced Editor Toolsプラグインを追加

 

インストール終了後、プラグインを有効化します。
Advanced Editor Toolsプラグインを有効化

 

「クラシック」ブロックに表を作成する

Advanced Editor Toolsプラグインが有効化できたら、記事投稿画面で「クラシック」ブロックを追加します。
クラッシックブロックの追加

 

編集画面に追加された「クラシック」ブロックをクリックします。
クラッシックブロックをクリック

 

下の画像赤丸部分の「テーブル」ボタンをクリックし、「テーブル」メニューからマス目を表示します。
マス目の上でマウスを移動し、クリックして行数と列数を決めます。
テーブルを挿入
上の画像では5行2列の表を作成しています。
※「テーブル」ボタンが表示されない場合、「Advanced Editor Tools」プラグインが有効化されていません。

 

5行2列の表が「クラシック」ブロックに作成できました。

クラッシックブロックで表を挿入した画面

 

表の入力を行います。
表の入力

 

「クラシック」ブロックでセルを結合する

「クラシック」ブロックの表にある結合したいセルをドラッグして選択します。

「テーブル」から「セル」の「セルの結合」をクリックします。
セルの結合
※上の画像は「テーブル」メニューから操作していますが、「テーブル」ボタンでも同じです。

 

選択したセルが結合されました。

セルの結合結果

 

WordPressを学習中の方へ

これで解説は終了です、お疲れさまでした。

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